【家族が喜ぶ!】初心者でも簡単にできる魚の煮付けの手順とレシピ3選!

魚の調理方法

家族の健康を考えると、魚は欠かせない食材です。

特に魚の煮付けは、脂が少なくヘルシーで、子供から大人まで楽しめる味付けが特徴です。

しかし、「魚の煮付けって難しそう…」と思っている方も多いのではないでしょうか?

でも心配はいりません!魚の煮付けは意外と簡単で、少しのコツさえ押さえれば、誰でも美味しく作ることができます。

今回は、初心者でも失敗しない魚の煮付けの作り方とポイントを紹介します。

また、3種類の簡単なレシピを紹介しますので、ぜひ参考に作ってみてください。

魚の煮付けの基本の手順

まずは、魚の煮付けを美味しく作るための基本的な手順とポイントを解説していきます。

魚の煮付けの作り方は、とてもシンプルで、簡単に言うと「煮汁に魚を入れて煮込むだけ」です。

また、煮汁も調味料を混ぜるだけですので、ポイントさえ押さえれば、そこまで失敗することはありません。

魚の煮付けの手順は以下の通りです。

煮汁を準備する

  

魚を加える

  

魚を煮込む

それぞれの工程について解説していきます。

煮汁を準備する

煮付けの味を決めるのは煮汁の割合です。

魚の種類や味付けによって色々なレシピはありますが、

基本の割合は「醤油1:みりん1:砂糖1:酒1」がオススメです。

甘めが好きなら砂糖を少し多めにするなど、家族の好みに合わせて調整できます。

煮汁の量は魚の大きさや量によりますが、目安としては、以下のような感じです。

煮汁の量の目安

1尾または2切の魚(約300〜400g):煮汁200〜250ml

2尾または4切の魚(約600〜800g):煮汁約400ml

ちなみに、みりんがない時は、みりん1に対して砂糖1+酒1で代用でき、逆に酒がない時は、水でも代用することができます。

魚を加える

煮汁に魚を加える時は、まず中火で煮汁を沸騰させてください。

沸騰させることで、煮汁のアルコール分を飛ばし風味を引き出します。

煮汁が沸騰したら、皮目を上にして入れてください。

皮目を上にすることで、皮が鍋底にくっついてボロボロになるのを防ぎます。

魚を加えたらすぐに落とし蓋をします。

落とし蓋を使うことで、煮汁が全体に行き渡り、味が均一に染み込みます。

ちなみに、落とし蓋がない場合は、アルミホイルを魚の形に合わせて軽く丸めることで代用できます。

魚を煮込む

魚を加えてからは、火を弱め、煮汁が軽く沸騰するくらいの「弱火」に調節します。

弱火でゆっくり煮ることで、魚が崩れにくく、ふっくら仕上がります。

煮込んでいる途中に、時々煮汁を魚にかけることで、より味が染み込み、美味しく仕上がります。

弱火でおおよそ15分ほど煮込めば出来上がりです。

煮汁の煮詰まりに注意しつつ、必要であれば少し水を足すなどして調整してください。

魚の煮付けをおいしくするポイント!

今まではできるだけ簡単な手順を解説しましたが、これに加えて、少し手間を加えるだけで、より美味しく作ることができます。

そのポイントをいくつかお伝えするので、ぜひ試してみてください。

湯引きで臭みを除去

魚を煮付ける前に、軽く熱湯をかける工程を湯引きと言います。

湯引きをすることにより、余分な脂や血合いが取り除かれて、臭みが抑えられます。

やり方は簡単で、魚の切り身に熱湯をさっとかけてから冷水に入れ、表面を軽く洗います。

このひと手間で煮付けがすっきりとした味わいに仕上がります。

仕上げに煮汁を煮詰める

煮付けがほぼ完成したら、魚を取り出し、煮汁だけをさらに煮詰めてから魚にかけます。

そうすると、照りが出て風味が凝縮されます。

また、煮汁を濃縮させることで、魚にしっかりと味が付き、見た目も美味しそうになりますので、是非試してみてください。

新鮮な魚を使う

煮付けだけでなく全ての調理法に言えることですが、新鮮な魚を使うことが何より大事です。

刺身で食べれるような新鮮な魚を煮付けにすることで、とても美味しい魚の煮付けを作ることができます。

魚の目が澄んでいて、身がしっかりしているものを選びましょう。

新鮮な魚の選び方は、以下の記事でも詳しく解説しています。

初心者向け!簡単魚の煮付けレシピ3選

それでは、実際に簡単に作れる魚の煮付けレシピを3つご紹介します。どれも手軽で美味しいので、ぜひ試してみてください。

ふっくらカレイの煮付け

材料(2人前)
  • カレイ(切り身または小ぶりのカレイ1尾):2枚
  • 醤油:大さじ3
  • みりん:大さじ3
  • 砂糖:大さじ2
  • 酒:大さじ3
  • 水:100ml
  • 生姜(薄切り):数枚

カレイの煮付けの作り方

  1. カレイを1尾使う時は、背側に浅い切り込みを入れておきます。
  2. 鍋に水、醤油、みりん、砂糖、酒を入れ、薄切りにした生姜も加えて沸騰させます。
  3. カレイの皮目を上にして入れ、落とし蓋をして弱火にし、10〜15分ほど煮ます。
  4. 煮汁が少しとろみがついたら、皿に盛り付けて完成です。

カレイの煮付けのポイント!

カレイは身が柔らかいので、煮過ぎないように注意しましょう。

また、ふっくら仕上げるためには、煮汁の量が多くならないようにしましょう。

身の大きさにもよりますが、煮込みの最後の方では蒸し状態になるぐらいの方が味も濃縮され、ふっくら仕上がります。

定番のサバの味噌煮

材料(2人前)
  • サバ切り身:2枚
  • 味噌:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1
  • 酒:大さじ2
  • 水:200ml

サバの味噌煮の作り方

  1. 鍋に水、みりん、砂糖、酒を入れて沸騰させます。
  2. 味噌を溶き入れ、サバを皮目を上にして入れます。
  3. 落とし蓋をして弱火で15分ほど煮込みます。
  4. 皿に盛り付けて完成です。

サバの味噌煮のポイント!

味噌を最初に入れると、味は染み込みますが、長時間煮込むと風味が飛んでしまいます。

そのため、総量は変えずに、最初と最後の2回に分けて加えると、より風味やコクが増します。

甘辛いタレが美味しい!ブリの照り煮

材料(2人前)
  • ブリ切り身:2枚
  • 醤油:大さじ2
  • みりん:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1
  • 酒:大さじ2
  • 生姜の千切り:少々

ブリの照り煮の作り方

  1. 鍋に醤油、みりん、砂糖、酒、生姜を入れて沸騰させます。
  2. ブリを入れ、落とし蓋をして中火で10分ほど煮ます。
  3. たれが少し濃くなってきたら火を止め、皿に盛り付けます。

ブリの照り煮のポイント!

ブリの照り煮は、身に味がしっかりとつくことでより美味しくなります。

そのため、ブリに下味をつけることや、最後の盛り付け前にタレだけ少し煮詰めることで、より身に味がつきやすくなります。

まとめ

美味しい魚の煮付けを作る手順とポイントは以下の通りです。

【簡単な手順】

①煮汁を準備する(基本は「醤油1:みりん1:砂糖1:酒1」)

②魚を加える(沸騰してから皮目を上にして加え、落とし蓋をする)

③魚を煮込む(弱火でおおよそ15分)

【美味しくするポイント】

・湯引きで臭みを除去(魚に熱湯をさっとかけてから冷水に入れ表面を軽く洗う)

・仕上げに煮汁を煮詰める(魚を取り出し、煮汁だけさらに煮詰めてから魚にかける)

・新鮮な魚を使う(一番大事!)

魚の煮付けは魚の種類や、煮汁の割合などによってバリエーションは多いものの、作り方自体は思いのほか簡単です。

いろいろな魚の種類や味付けで、魚の煮付けを楽しんでみてください。

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